今回は箱根駅伝で見事優勝した青山学院大学の原監督のチームづくりから、
組織に活かせるポイントを探ってみたいと思います。
青学が優勝した際のインタビューで原監督がお話しされていた
”わくわく大作戦”というフレーズが私には大変印象に残っています。
最近私は研修コンサルティングを行う際に、
「人のモチベーションは、つまるところ2つしかない。
一つが“やばい感”で、もう一つが“わくわく感”。
そして人が力を発揮し、輝くのは“わくわく感”です。」なんてことをよく口にしています。
元気のいいチームの特徴はなんといっても“わくわく感”で楽しくチャレンジしていることなんです。
そんな私にとって原監督の言葉は大変興味深く、もう少しこの方の話を聴いてみたいと思っていたら、
ちょうど2月20日の”中居正広の金曜日のスマたちへ”というTV番組にゲストで出演され、
彼のチームづくりの内容が詳しく紹介されました。
番組の中では、監督経験のない原さんが、
中国電力時代の自称・伝説の営業マンとしての経験を活かし、
いかに廃部の危機に直面していたチームを立て直したのか、
そのポイントを“成功への方程式”という形で紹介されていました。
その方程式とは、、、、、、
方程式その1:人と人とのつながりを深める(コネクテッドネス)
体育会によくある縦割りが、青学陸上部にも当初はあったらしく、
後輩が先輩に物が言える雰囲気はないし、
下級生は掃除やグランド整備といった下働きをさせられ、上級生は免除される。
食事中も喋らずもくもくと食事をしていた。
そんな彼らに学年に関係なく当番制で掃除を実施する等、
上級生と下級生の垣根をなくし、連帯感をやしなう取り組みを始めた。
結果、いろんなことに皆で取り組むことで会話も増え、互いの距離が縮まっていった。
この一緒になにかをすることや会話の機会を多く持つことでコネクテッドネスが高まることは、
個々及びチームのパフォーマンス向上に効果があることが証明されている、
と鹿屋体育大学客員教授の田中ウルヴェ京氏も番組の中で話されていました。
方程式その2:徹底的な目標管理
ここには、まさに原監督サラリーマン時代の営業マンとしての経験が活かされているように思います。
ここでもいくつかポイントがあるように思いますが、
まず一つ目のポイントは、チーム目標は同じでも、それに向かってどう取り組むかは人によって違う。
だからこそ自分達で目標設定をさせている。
ここでも主体性が養われ、やらされ感ではなく自分達で決めることで責任感も養われている。
二つ目のポイントは、月一回行われている「目標管理ミーティング」。
毎月行うことで、頻度高く目標に対する取り組みに対しフィードバックがもらえることで
高いモチベーションが維持される。
またスモールチャレンジ、スモールサクセス、スモールフィードバックを経験することで、
自信を持てるようになると田中ウルヴェ京氏は述べています。
方程式その3:有力選手のスカウト
この話は企業活動の採用にあたる部分でしょうか。
チームを強くするには有力選手のスカウトも大切なポイント。
しかし当時の青学は弱小チーム。有力選手はまず来てくれない。
そんな中、原さんは各高校でさほど活躍してない選手に声をかけた、
そしてその選考基準は、陸上への情熱をプレゼンさせて選んだそうです。
明るさや笑顔が、個人やチームが力を発揮するのに大切だと考えていたそうです。
新たな山の神として注目を集めている神野大地選手もそうして選ばれた選手のひとりだそうです。
こうして3つのポイントを整理してみると、
家庭における子育てでも、また企業における人財育成やチームづくり、人の採用に至るまで
ヒントが沢山あるように思います。
皆さんもこの原監督の方程式を参考に、わくわく大作戦を考えてみてはいかがでしょうか。
