今年もあっという間に4月ですね。桜の花も咲き新入生、新入社員を迎える季節になりました。
そこで今回は新入社員との効果的な関わり方について考えてみたいと思います。
先日もテレビを見ていたら、新橋駅前の街頭インタビューで
新入社員についてどう思うかって質問に、下記のような声が多く聞かれました。
・何を考えてるのか、よくわからない
・打たれ弱いから怒れない
・コミュニケーションが取りづらい
・飲みに誘っても断ってくることが多く付き合いが悪い
・仕事よりプライベート重視
以上のような意見は今に始まったことでしょうか?
似たようなことを私が新人の頃(30年以上も前のことですが(^_^;))も言われてた気がします。
まぁ、確かにゆとり世代だったり、IT世代だったりっていうのは事実ですから、
昔と全く同じような感覚とは当然違うでしょうけどね。
ただ私はいつも感じることですが、違うからいいんじゃないですかね。
以前にも紹介したことがあると思いますが、
企業の海外進出を見事に成功させグローバルな舞台で活躍しているマネージャーの特徴は
この違いを受け容れ、興味関心の目を向けています。
一方で、海外進出の舞台で現地スタッフといい関係が築けなくて苦労している方の多くは、
”否定の目”で彼らを見てしまう傾向が見受けられます。
結果として反日感情を高めビジネスもうまくいかないケースもよくあります。
同じようなことが国内でも言えるのではないでしょうか?
若者だから、女性だからって決めつけず、
まずは相手を受け容れてみる、興味関心の目で向き合ってみてはどうでしょうか?
必ずや色んな発見があると思いますし、
また相手を受け容れようとすると相手もまたこちらを受け容れようとする態度に変わるものです。
多様性を活かす基本姿勢と言えるのではないでしょうか。
とは言っても何か特徴があるだろうってご意見もありますよね。
そこで参考までにジェネレーション研究で有名なダン・ショーベル氏(Dan Schawbel)が
昨年のASTDで発表したミレニアル世代(1977~1997年生まれ)の6つの特徴を紹介いたします。
是非彼らとの関係構築の参考にしていただければと思います。
・定期的なフィードバックとメンタリング
・透明性
・自由と柔軟性
・社内におけるキャリア開発の機会
・協働の機会
・お金よりもコミュニティーや意味のある仕事
これからの社会はミレニアル世代以降が中心となって回っていきますし、
就労人口の大半を占めるようにもなります。
是非彼らと真正面から向き合ってコミュニケーションを深め、
ベテランと若手の融合にトライしてみてはいかがでしょうか。