『続ける』習慣


新年にはよく今年こそって言いながら、いろんな決意をしますよね。
でも気がつけばいつの間にか、いつも通りの行動パターンに戻っていて、
「今年もダメだったなぁ~」なんて反省だけは、毎年継続できている(笑)なんてことよくありますよね。
いやらしいことに人間の世界には慣性の法則なるものがあって、せっかく頑張ろうとしてても、
「今のままでいいんじゃない」「無理しなくていいよ」なんて悪魔の囁きが聞こえてきて、
挙句のはてに「やっぱ自分には向いてない。人にはそれぞれ得て不得手があるもんさ。」
なんて言い訳して逃げ出してしまうことって結構多いですよね。
そこで今回はどうすれば決めたことを続けることができるのかについて考えてみたいと思います。
ちなみに先日引退を表明したメジャーリーガーとして活躍した松井秀喜選手は
”努力をやり続けることにおける天才”と言われていました。
私の友人で、「30日で人生を変える『続ける』習慣」の著者である古川武士氏は、
著書の中で次のように紹介しています。
■新しい習慣を身につけるための3原則
1. ひとつの習慣に絞る
  同時にいくつも新しいことを始めない。
2. ひとつの有効な行動に絞り込む
  複数の行動を組み合わせたルールをつくると複雑すぎて挫折しやすい。  
  複雑すぎる例=電車の中でリスニングし、週2回英会話教室に通い、夜は1時間英文法を勉強し、土日は5時間TOEICの勉強をする。
3. 結果よりも行うこと自体を重視する
  習慣化できれば結果は追々と出るもの。特に最初のうちは結果を求めないほうがよい。
■習慣化までの3つの時期
1.反発期(1~7日)
  やめたくなる時期
  対処法:物足りないくらいに少しだけやる、少しでもやればやったことにする。
2.不安定期(8~21日)
  新しい習慣に振り回される時期
  対処法:パターン化する、例外ルールをつくる、ごほうびを用意する。
3.倦怠期(22~30日)
  飽きてくる時期
  対処法:変化をつける。
■習慣化にかかる時間
  「行動習慣」では1ヶ月、「身体習慣」は3ヶ月、「思考習慣」は6ヶ月続ければ習慣になる。
-行動習慣:勉強、日記、片付け、節約、家計簿など
-身体習慣:ダイエット、運動、早起き、禁煙、筋トレなど
-思考習慣:ポジティブ思考、論理的思考など
以上古川武士著書「30日で人生を変える『続ける』習慣」より出典
私が思うに人の動機づけは、わくわく感またはやばい感です。
続けるためには、その行動を続けることで得られる素晴らしいことをたくさん書きだしてみたり、
あるいは達成しないことで味わうであろう危機的要因を書き出してみるっていうのも効果ありではないでしょうか。